WEBマーケターのベストな職場は代理店か事業会社か、5つのポイント

WEBマーケターとしてのキャリアを考える上で大きな選択肢になるのが広告代理店か?事業会社か?ということです。
今回は両者のメリット・デメリットから選択軸を明確にしたいと思います。

専門性の代理店

SEOコンサル、運用型広告の代理店などにおいてはやはり各分野の専門性においては高いことが多いです。
専業としているからにはその分野の最先端の情報収集が会社としての生命線となるため、研究・分析の専門チームが設置されるなど、常に最新情報が集まりやすくなります。
また事業会社では自社事業しかデータがありませんが、代理店では多くのクライアントを持つことで、分析の対象となるデータを膨大に保有することができ、大きなサンプルを元にした分析を行うことも可能です。

その点事業会社では規模にもよりますが、SEO担当、広告担当などの各分野ごとにそこまで多くの人数がアサインされないことが多いため、最新の動向やマニアックな分析までは至らないことが多くあります。

PDCAの深さの事業会社

一方事業会社の一番のメリットはやはりPDCAの深さです。代理店はほとんどの場合ユーザーの集客までしかミッションを負うことができません。SEOコンサルもCVRの改善などには踏み越めず、広告代理店もLPのPDCAまでは任されないことがほとんどです。
事業会社であれば最終的な利益の改善が目標となるため、LPやCVRの改善を始め、1件あたりのコンバージョンの質、利益など、細部にわたっての分析・最適化が求められます。
また継続的に改善しようとするとCPCやCPAの適正化だけではなく、長期的なブランド戦略やリピーターの囲い込みなど、事業戦略の理解・立案も求められます。
このように扱える変数が多く、深いPDCAを回せるというのが事業会社の魅力と言えます。

業界のバリエーションなら代理店

多くの業界を見れるという点では代理店に軍配があがります。一定の担当制によるグループ分けが行われることも多いですが、ジョブローテーションなどによって通販会社、求人関連、ゲーム、飲食店、金融など、非常に多くの業界の担当をできる可能性があります。
業界が違えばWEBマーケティング戦略・施策も異なるため、多くの業界を担当することで、「WEBマーケティングの施策引き出し」(こういう状況ならこういう施策が有効などのパターン)を多く保有することができます。

担当領域のバリエーションなら事業会社

代理店では専門性は高いものの複数の領域を担うことは難しいです。(SEOコンサルが広告を学ぶ機会は乏しい)
一方事業会社では全てを同時に任されることも多かったり、ジョブローテーションによる機会もあるため、複数の領域を1社にいるだけで担うことも可能です。

年収で考えるなら事業会社

上位層に関して言うと年収は事業会社の方が高いケースが多いです。
上述したとおり事業会社ではWEBマーケティング自体が会社としての戦略に紐づくということと、改善による利益インパクトが大きいため、優秀な社員には相応の報酬を支払うというマーケット成立しています。
リーダー/マネジャークラスの年収で平均的には100~200万円程度事業会社の方が高いケースが多いです。

最後は自身の志向性

上述の通り、メリットデメリットが異なるため、一概に事業会社と代理店のどちらが良いかを語ることはできません。
マニアックにSEMを突き詰めたいのか、起業したいのか、出世して年収を上げたいのかなど、自身の志向に合わせてキャリアを構築することが重要です。