新人WEBマーケターのおすすめ育成法

新人のWEBマーケターをどう育てるかというのはWEBマーケティング組織の常に課題です。
能力の高いWEBマーケターは希少であり、リクルートのような採用競争力が圧倒的に高い会社でないかぎり、採用が難しいことからどうしても新卒や未経験者を採用し、育成していくということをせざるを得ません。(リクルートも相当採用には困っているようですが)そこで未経験のWEBマーケターの育成について、おすすめ方法を考えてみたいと思います。

まずはWEBマーケター適正の見極め

どんな人でも一流WEBマーケターに育てることが出来るのであれば理想ですが、少なくとも私は一定の適正が無いことには育成が難しいタイプの職種だと考えています。どのように適正を見極めるかは「WEBマーケターに向いている性格・適正とは?」を参考にしてください。

育成に向いているポジション

次にどのような仕事にアサインするか?という問題です。
もちろん会社によって事業規模や体制などの違いがあるため、育成に向いているポジションがあっても必ずしもアサインできないということもあると思いますが、今回はそういった制限は無いものとして考えます。

①サイト担当:デザインやCVRの改善などを担うポジション。

【メリット】

・サイトの責任者という自覚をもって取り組ませやすいため、精神面での育成が進みやすい。
・WEBサイトの作りを1から理解できるため、WEBマーケティングの本質を突き詰めやすい。

【デメリット】

・SEOとCVRの連動性、ウォッチすべき変数の多さ、サイト内の回遊の導線のパターン数の多さなど、複雑性が高いため未経験者には難易度が非常に高いため、成功体験を積みづらい。
・自分でサイトを作った経験などがないとそもそもサイトの作りが理解できない。

【総評】

・難易度が高く新人には不向き。最初は別経験を積んだあとの2つ目以降のキャリアがおすすめ。

②SEO担当:SEO対策・コンテンツマーケティングなどの担当

【メリット】

・正しいWEBサイトとは何か(Googleが言うところの正しい)ということを考えることに繋がるため、良いサービス企画担当に必要な資質が身につきやすい
・コンテンツの作成・改善など、地道な作業も多くあるため、未経験者でもやれることが多くある。

【デメリット】

・成果が出るまでに時間がかかりやすいため、PDCAが回るスピードが遅い。
・Googleのロジックはブラックボックスであるため、成功体験が積みづらい。

【総評】

・PDCAの回るスピードが遅いということが致命的。新人にはやはり不向きだと思います。
・また単純なコンテンツ制作であればよいですが、SEO対策となると難易度が高く、未経験者には厳しい。

③広告運用担当:リスティング広告を始めとした各種運用型のWEB広告担当

【メリット】

・広告→LP→CVという改善ポイントがシンプルな作りになっているため、未経験者もキャッチアップしやすい。
・主要KPIのほとんど全てが管理画面で取得できるため、未経験者でもPDCAが回しやすい
・結果として成果が出るまでのスピードが早く、成功体験が積みやすい。

【デメリット】

・CV数値こそ全てという考えになってしまい、サービスの本質や利益に対する志向が薄くなりがち

【総評】

・精神的な幼稚さができてしまう可能性がありますが、WEBマーケターとして重要な成功体験、PDCAの数というのが圧倒的に早く蓄積できるため、最も有効なキャリアプランだと考えます。

④メールマーケティング担当:既存ユーザー向けのコミュニケーション担当

【メリット】

・長期のユーザーとのコミュニケーション戦略に関わるため、短期と中長期のバランスなど戦略的な志向性が身につきやく、精神的な育成も進みやすい。
・1配信ごとにPDCAを回すことができるため、相対的にPDCAのスピードが早い

【デメリット】

・ユーザー理解が重要なポジションであるため、新卒には難しい(WEBマーケティングは未経験だが業界経験はあるという人にはOK)
・改善ポイントがいわゆるWEBマーケティングというよりもユーザーのセグメンテーション/ターゲティングという要素が強いため、純粋なWEBマーケティターとしては方向性が少し異なる。

【総評】

・メンバーの育成ポジションとしては有効だと考えられますが、WEBマーケターとしては少しずれるというのが今回の趣旨としては気になるポイントです。

まとめ

個人的には
まずは広告運用担当→次にSEO担当→サイト担当orメールマーケティング担当というような順番で、自身と経験をまずは得た後に難易度が高いポジションへ進んでいくのが理想的ではないかと考えました。いかがでしょうか。

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