フィル・カンパニーの株式投資 銘柄分析と投資判断(2017年6月16日)

フィル・カンパニー株式投資分析

割安性:★★☆☆☆
成長性:★★★★★
投資への自信:★★★★☆

【現時点の株式情報】
株価:1,621
時価総額:8,115百万円
配当利回り(会社予想):0.00%
PER(会社予想):48.66倍
PBR(実績):11.20倍

チャート画像
ちょうどIPOから一定期間経過し、バブル的な高値を終え、ここから最高値に向けて再発信というよくあるIPOセカンダリのチャートに見えるがはてさて。

フィル・カンパニーのビジネスモデル分析

詳細はコーポレートサイトを参照して頂きたいが、
1.コインパーキングのオーナーに空中店舗フィルパークの企画を営業・受注
2.設計事務所や施工会社などの選定・ディレクションをするなどの開発管理をし
3.場合によってはテナント募集をし、
4.建築完了→引き渡し後は物件管理を代行する
という流れのビジネス。

2の企画開発管理での単発の収益と、4の物件管理での売上を上げている。

フィル・カンパニーのリスク分析

PERやPBRはマザーズの中でもかなり高く、パッと見の指標としては割安とはいえない。
マザーズ上場1年未満であり、その間で1420円~2492円まで値動きしていることからボラティリティは非常に高く、株価の下落余地もまだまだ大きい可能性が高い。
配当もゼロなので下落に歯止めをかけてくれる指標もない。
投資家のご機嫌次第でPER25倍~30倍程度まで下落することをせき止めることができるような理由が見つからない。何かがあったら1000円未満まで真っ逆さまというリスクも十分にあるといえます。

フィル・カンパニーの成長性分析

直近の売上/営業利益の伸びは20%程度であり、過去の実績を見る限りはPER50倍近い銘柄としては極端に高成長しているとはいえない状態。
しかし、今後の成長性にはかなり強気なIRが出ています。
http://cdplus.jp/company/download/263421/98851.pdf
18年11月期での経常利益5億円、19年11月期の経常利益10億円は17期の2.5億から2年間、倍々ペースで利益成長すると謳っているわけです。
(「最短」っていう枕詞が付いていますが)
この倍々ペースでの利益成長が実現できれば、現時点でのPER48倍は余裕でこなして株価は上昇すると考えられます。

私のフィル・カンパニーの所感

現状社員数が13名という極めて少数精鋭の組織。
かなり受注は順調。新たな事業スキームも立ち上がっており、リソース不足による失注という機会損失まで発生している状態のため、しばらく営業サイドのボトルネックは発生しないであろうと判断。
一方でちゃんと採用した社員を育成できるのか?ただでさえ人材不足な市況で、急いで採用しており、質の悪い社員を採ってしまっていないか。
急拡大に伴うリスクは発生しそうな懸念ははらんでいると思います。
また競合はこれって真似出来ないのかな?建築基準とかはもちろんあるだろうけど、そのくらいは参入障壁にはならないような。。
あと現時点では信用買残が多いのも気になる。もう一段階どかっと下げてもおかしくない。

===2017年6月19日追記===
IRに採用育成についてと競合について確認。
上場効果もあって良い人材が着実に採用はできているが、今後しっかり独り立ちできるかはやはり会社として重点課題。
一方で競合については現時点ではほぼ参入していないし、参入障壁は高いとのこと。これは残す駐車場の台数やテナント誘致次第で利回りがかなり変動し、この台数管理やテナント選定などがノウハウとしてかなり難しい。また大手だとこの業務(地主に対する提案~テナント誘致、管理まで)を一気通貫ではなかなかできないため、ベンチャーの優位性があるとのこと。これは個人的には納得感の高い説明。
今後の決算ごとに、新人の育成状況を確認していくというのが重要そうですね。
===追記終わり===

私のフィル・カンパニーへの投資判断

割安性:★★☆☆☆
成長性:★★★★★
投資への自信:★★★★☆
出口戦略:2019年12月までに目標株価は3,300円(現在の2倍程度)
経常利益10億円は厳しかったとしても7.5億円に至り、PERを35倍程度を維持すれば株価2倍までは堅い。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする