なぜデザイナー・エンジニア出身のマーケターは成果が出づらいか

得てしてデザイナーやエンジニア出身のWEBのマーケターは成果が出づらいことが多くあります。なぜそのような傾向が出るのか、志向性の観点から考えてみました。

WEBマーケターの3パターン

WEBマーケターを標榜する人には色々なパターンがありますが、大別すると以下の3パターンだと考えられます。
①広告の運用やデザインの改善案の立案を行うが、自身でプログラミングやデザインなどはできないという人
②マーケターがプログラミングも高いレベルで身につけているという万能型
③エンジニアやWEBデザイナーがマーケティングにも手を出すケース

これは個人的な所感ですが、WEBマーケターとしての能力は平均的には②>①>③という順序になることが多いように思えます。

なぜエンジニア・デザイナー出身のマーケターは成果が出づらいのか

例えば野球においてピッチャーは攻撃的な性格のほうが向いていると言われますが、成果の出るWEBマーケターにも一定の志向性があるように思われます。
それは
・プロセスよりも結果の数値こそ全てという割り切り
・グレーに思われる領域も正当性を担保してなんとかすすめるという一定の強引さ。
(正攻法じゃない施策の方が先人が手を付けていないためイノベーションが起きやすい。※ブラックハットな施策を推奨しているわけではないのであしからず)
・現状の延長線上ではなくジャンプアップしてイノベーションを起こす発想
などです。

一般的に最初にエンジニア・デザイナーを目指す人の性格の方向性としてはサポータータイプ(人に依頼されたことをやってあげることを喜びとする)が多かったり、技術やクリエイティブ自体が好きだったりという傾向があり、上述のマーケターとしての適正とは逆のパターンが多く見られます。

成果が出づらいエンジニア・デザイナー出身マーケターの傾向

よく見られる成果が出づらいエンジニア・デザイナー出身のマーケターの特性は以下の様なものが挙げられます。
・几帳面
・既存のルールや商習慣を重視し、逸脱したくない
・高いパフォーマンスよりも安定的なパフォーマンスを望む
これらはエンジニア・デザイナーとしてはむしろ望ましい志向性であることも多いため、必ずしも悪いということは無いのですが、WEBマーケターとして高い成果をあげようと思うと足かせになってしまうことが多いように思います。
逆にマーケター適性が高い人はあまりエンジニア・デザイナー特性が高くないともいえます。重要なのは自身の性格・志向性に合わせたキャリアの選択です。

重要なのは自身のスキルにおけるメインとサブのメリハリ

キャリアを描く上では上記を理解し、
・プログラミング(サブ)もできるWEBマーケター(メイン)なのか、
・WEBマーケティング(サブ)もわかるエンジニア・デザイナー(メイン)なのか、
を自身として明確に定めることが重要であり、あくまでメインのキャリアを重視したスキル開発を行っていくことが求められます。
これを理解せず、志向性に合わないキャリアに強引に進もうとすると成果が出ずに苦労することが起きやすいため、注意するようにしましょう。